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やばい経営計画書を避ける!効果的な作成法を解説

経営計画書の作成は、会社の将来を左右する重要な仕事ですが、中には「やばい」経営計画書も存在します。

そのような経営計画書を避け、効果的な作成法を身につけることで、企業の成長を加速させることができます。

本記事では、「やばい経営計画書」の具体例やダメなポイントを解説し、具体的な目標設定や社長の意向に偏らない計画の重要性をお伝えします。

この記事を通じて、経営計画書で会社の未来を切り拓く力を身につけていただければ幸いです。

目次

やばい経営計画書の具体例:ダメなポイント9個を解説

小さな会社の経営計画書には欠かせないポイントがいくつかありますが、その中でも特にやばいとされるダメなポイントを9個解説します。

– 社長と社員がワクワクしない

– 売上至上主義の昭和型計画(社長の意向に偏った経営計画)

– 多角化を目指す計画

– 環境整備の方針がない計画

– 財務計画が根拠のない数字で作成されている

– マーケティング計画が未定

– 社員に定着させる仕組みがない

– 定期的な見直しとアップデートをしない

– 経営計画書作成のサポートを活用しない

これらのポイントを改善し、経営計画書を作成することで、事業の成功に向けた明確な道筋を作り出すことができます。

「ワクワクしない計画」は避けたい!社長と社員のワクワクが重要

経営計画書作成時には、現在からの将来予想を避けて、どのようにありたいかという理想を目標に設定することが重要です。予想になるとどうしても過去と現在に引きずらてしまうため、今の拡大に焦点が当たります。そして、商品・サービスや客層を時代に合わして変化することができません。

極端に言うと現在の商品・サービスや客層をやめる選択もあり得ます。理想の事業とは?理想の社員の待遇は?

そういったものが目標であればワクワクしますよね!

時間軸を1年ではなく5年後にするとどうでしょう。気が楽にならないでしょうか。

5年後の具体的な目標設定があることで、社長と社員が自分たちの取り組むべき課題を明確に認識し、計画に沿った行動ができるようになります。また、具体的な目標達成に向けた取り組みができることで、企業が成長し続けるために必要な欲求も満たされます。具体的な目標設定のポイントは以下の通りです。

– 時代の流れと自社の差別化されていることに焦点を当てた目標設定

– 社長と社員がワクワクする目標設定

– プロセスも含めた目標設定

– 定期的な目標の見直し

これらを意識し、経営計画書に具体的な目標を設定することが、組織全体の成長に繋がります。

売上至上主義:社長の意向に偏った経営計画書のリスク

経験上ですが、多くの社長が「昨年より売上増やせばいいんでしょ!」と考えています。

私は、これを古き良き時代の「昭和型計画」と呼んでいます。

昭和の時代はインフレの時代、考えなくても売上が毎年増えました。

今は人口減少する人手不足の時代、売上を増やすことは難しい令和の時代です。

無理な売上UPは、増収減益、資金不足や長時間労働になるリスクを孕んでいます。

そして、社員は本音のところで、会社の売上高を増やすことに関心がありません。

最も関心があることは、「自分の生活がこれからどうなるか」。

売上を増やすことを言えば言うだけ、「社長の意向を反映した計画」と捉えられます。

そうなると、社員の協力を仰ぐことも期待できません。

社員が幸せになる「令和型計画」にして下さい。

売上や利益、お金ですらその手段にすぎません。小さな会社の計画は規模拡大ではなく、社員1人当たりがどうなるかを考えた計画。

例えば人件費総額を増やす計画ではなく、1人当たり人件費が増えたり、残業時間が減る計画。

社員に魅力ある計画が、社員の協力を仰ぐことができて計画実現に繋がります。

多角化を目指す計画のリスク

「あの会社がやっている商売は儲かりそうだ!」

「昔からやりたかった夢は○○だ!」といって、

扱ったことのない新商品を全く知らない市場や客層に販売する事業展開。

多角化といいます。

どんな市場にも既にしのぎを削っているプロがいます。そこに後から素人が新規参入してうまくいくでしょうか?

ほとんど儲かりません。

アンゾフの成長マトリクスが参考になります。

「新商品を現市場へ投入する②」と「現商品を新市場へ投入する③」は時代の変化に合わせて取り組むべきですが、

多角化である④は取り組むべきではありません。

④をやりたければ、まず②と③も一度始めると①になります。

そのあと、③と②を始めれば失敗する確率を下げられます。

多角化を避けて失敗するリスクを避ける計画を立てるようにしましょう。

環境整備の方針がない計画

環境整備がおざなりになっている経営計画は、組織がカオス状態になる計画です。

方針を作ったとしても、社員がそのとおりに実行しなければ絵に描いた餅です。

結果がでないとき、方針に問題があるのか、社員が方針通りに実行しないことが問題なのかわかりません。こういう場合、多くの社長は「社員のせい」にします。実際には、原因はわかりません。従って、社員が方針書の通りに動く組織を作ることが重要になります。

昔、私が所属していた自衛隊は毎日環境整備に関する方針です。とにかく、挨拶、掃除、整理整頓、服装の着こなしは徹底していました。

そういった習慣のレベルで身につくと、上司の命令に従う組織が出来上がっていました。

私も上司の役割を担うと実感できます。「苦労せずに部下が動いてくれる、本当に楽だな!」と。

その土台は「環境整備に関する方針」の存在です。

程度の問題はありますが、小さな会社でも人を思う通りに動かしたいと思うなら、「環境整備に関する方針」でトレーニングするべきです。

具体的には毎日の挨拶、整理、整頓や掃除です。

そして、習慣にまで落とし込むべきです。

技術や経験が不足する新入社員でも実行可能なので、全社員で取り組めます。

これを習慣にする迄こだわると、次のような組織運営のトレーニングに繋がります。

①決められたことを決められたとおりに実行する。

②そのルールをみんなで話して改善する。

③困っている社員がいれば協力する。

こだわればこだわるほど、「環境整備に関する方針」を守れない社員が減っていきます。

結果として、小さな会社においても、全社一丸体制が整っている会社に繋がります。

財務計画が根拠のない数字で作成されている

財務計画という数値計画が現実離れしすぎると、計画と実績の差が大きく、時間の経過とともに見なくなっていきます。誰も関心を示さない計画には引力が働かないので、頑張ると何とか達成できる程度の数値を目標にすべきです。

そして、費用は「商品仕入、材料仕入、外注加工費のように販売数量の増減に応じて増減する変動費」と「人件費や家賃のように販売数量に応じて変わらない固定費」を分けて計画する必要があります。数値計画に根拠がないときは、計画と実績の差を読み取ることができません。そうなってしまうと、その差を埋めるための手も打てないので、計画数字に根拠を持てるようにするため、数値計画作成の経験がある人に協力してもらうことをお勧めします。

マーケティング計画が未定

「商品・サービス」「市場と客層」「提供する価値」を決めた後は、集客です。

「販売なくして事業なし」です。商品が勝手に売れるという時代ではありません。販売するための集客フローを考える必要があります。

「頑張ります。」と言う社長がいます。大事なことはその頑張り方を決定するということです。

既存の販売ルートの強化や新しい販売ルートに取り組む方法もあります。また、自社だけで出来ないことがあるときは、外部の事業者に依頼したり組む方法あります。

忙しい小さな会社の経営者が考えることは多くないと思います。計画作成時に考えてみることで新しい発見が生まれます。自社で集客ができるようになることが、会社の事業を安定させると感じます。

社員に定着させる仕組み

社員に定着させる仕組みは重要です。経験上、作って終わりの計画書が多くあります。理想を考えただけでは意味はありません。計画は「チェックが命」です。計画と実績の差を読み取って、その差を縮めて、今より理想に近づけることに意味があります。

そのため、全社員がチェックする日付、幹部がチェックする日付、社長がチェックする日付を決めておくと、習慣に落とし込めます。

運用方法まで決定して計画が、社員に定着できるため、会社は理想に近づきます。

その運用時のコツについて話します。良い話と悪い話があれば、良い話を多くすることです。良い話をしてからでないと、部下の心の扉が開きません。心の扉を開き、聴く態勢を作った後、改善点を伝えたうえで、「期待しているよ!」というと、部下のモチベーションが高まり、行動に繋がります。

そういった関わり方がチームや組織全体の効果を高めます。結果として、これが組織の利益につながります。

定期的な見直しとアップデートが必要

定期的な見直しとアップデートが必要であり、最初からいいものを作ろうとはせずに、育てていくという方針です。

いいものが出来たら始めようではなく、とりあえず始めることが大切です。いいものが出来たら始めると考える人は、結局始めません。大きな1歩目を目指すより、とりあえず1歩、その次2歩、3歩とアップデートする方がいいものが出来上がります。

当事務所は10年以上、計画書を毎年アップデートしています。

経営計画書作成のサポートを利用する

経営計画書作成のサポートとして、計画作成の経験がある顧問税理士や書籍を活用することがおすすめです。フォーマットを活用して作成した方が、目次を考える手間が省け、社員へ伝える時の混乱を最小限られます。組織運営も社員の感情を理解できるとスムーズに運営できます。

時間と労力を最小限に抑えるためにも専門家の活用をお勧めします。

まとめ:経営計画書で会社の未来を切り拓こう!

経営計画書を作成し、会社の未来を切り拓くことが重要です。小さな会社の方向性を社員と共有して、全社一丸体制を作りましょう。社長1人だけで頑張るよりはるかに楽に結果に繋がります。その結果を社員へ還元することで、さらなる会社の成長を目指しましょう!そして、セミナーや無料フォーマットを活用して、経営計画書作成のサポートを受けましょう。

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